男と女のタネあかし | ♥ | ♂と♀の心をひも解けば… | ♠ |
| 男と女のタネあかし |
| Q & A |
文/エッセイスト、コピーライター/佐々木厘乃
| Q 男からの質問 |
| なぜ、女は二股をかけられないのか? |
(俺はできるけどなぁ。 相手さえいれば3人でも4人でも・・・) |
A 女の場合、「ひとりの恋人」と「その他の大勢の男たち」の境界線が実に明瞭です。
セックスの相手も基本的にひとりいれば、事足ります。それはひとつの卵子が1番目に到着した精子を受け入れたら、
「はい、これにて終了!」とシャッターを閉めるのに似ています。実際には2番手、3番手につけていた精子との
大差はなく、たまたまタイミングよく、滑り込んできた1匹を受け入れ、後はシャットアウトしただけなのですが、
このたまたまが大事なんですね。
甲乙つけがたい魅力を感じながら、タッチの差で彼氏にならなかった男に対しては「別にアナタでもよかったんだけど、
ま、縁がなかったということで。でも、いい奴だから� �達でいようね」という感じです。
女は実に潔く、恋人と男友達の境界線を引きます。男のように「A子を選んだけど、できたらB美ともつきあいたい。
C子は友達だけど、チャンスがあればいっちゃうだろうな」といった優柔不断さはありません。
では女の一途さ、潔さはどこからきているのか?それはふたりの男と同時につきあって、仮に妊娠した場合、
どちらの子どもか分らないという危機を避けようとする本能だと思います。
ある心理学者が言うには、妊娠した女性は胎児と自分を同一化するそうです。
だからルーツの判らない子を体内に宿すことは「私は何者か?」というアイデンティティーの不安を呼び寄せます。
それは想像するだけで、かなり不気� �な存在です。
そうは言っても二股をかけたり、浮気する女性って最近、増えていますよね。
でもそれは「たったひとつの特別席にどの男を座らせようか、あれこれ物色している段階」という気がします。
| Q 女からの質問 |
なぜ、男は自分より背が低くて 自分より学歴が低くて 自分よりセックス経験が 少ない女性を恋人にしたがるの? |
A 男性は学歴、仕事において、自分よりレベルの高い女性を恋人にすることを敬遠します。
また恋愛経験が豊富な女もイヤなようです。「バカな女ほどかわいい」と男が言うと、女性陣からブーイングが
起こりますが、でもそれが「バカな女ならば、少なくとも自分がバカにされることはないから」という
コンプレックスから出てきた言葉なら、少しは許してあげてもいい気がします。実際、女性を見下す発言をする男や、
亭主関白で威張っている夫は、職場で劣勢に立たされていたり、本当は自分に自信のない人が多いようです。
それを裏付けるように「高学歴で社会的地位の高い男性ほど、
女性が社会進出することに賛成する傾向に ある」とのデータがあります。
これは「彼女が社会的成長を遂げても、俺は追い越されない自信も能力もあるぞ」という余裕の表れなのでしょうか?
とにかく男は恋愛においてさえ優劣を意識するので、時として学歴も能力も魅力も備えたスーパーウーマンに
彼氏ができない、といった事態が起こります。でも女たちは「別に自分より学歴が低くても、恋愛経験が
少なくてもいいのに・・・」と思っているもの。要は男のプライドの問題なんですね。
そういえば以前、こんなことも。主人が新しいプロジェクトのチームを組むことになり、
初めて顔合わせしたと言うので「どうだった?」と聞くと「〇〇っていう男が一番デキル奴で、
その次は〇〇、後は大し� ��ことない連中さ」という答えが返ってきてビックリしました。
私なら新しいメンバーを紹介されたら、「誰と気があうかなぁ」ぐらいしか思わないでしょう。
(男の世界って疲れそう。せめて妻の前ではランキングをやめなさい。)
| 参考文献 |
| 「優しい男の[本心]が見抜ける本」 |
| 斎藤 勇著(大和書房) |
| Q 男からの質問 |
なぜ女は男をふっておきながら、 被害者になりたがるのか? |
| (オレだって傷ついているのに!) |
A 女は狩猟生活の頃から家を守り、夫や子どもの心身の状態に気を配り、
人間関係を円滑にさせる役割が求められてきました。
だから、ちょっとした言動から人の心を察知できます。
自分が察知できるから、男もできて当然と思っています。
だけど男は「今日は生理でブルーだから、食事の用意を手伝ってほしい」ことに全く気づきません。
顔の表情、声のトーン、些細なしぐさ等のデータを総動員して、人の心理を読み取る能力が低いのです。
鈍感な男に対し、女は「私に関心がないの?」と思います。
「いつも私ばっかり気遣って、いたわって、母親役をしているみたい」と。
やがて「私がこんなに思っているのに� ��」と被害者意識が生まれると、母親役に疲れ、突然別れを切り出します。
女が被害者感情を持つのは「自分ばかりが男に愛情を注いできた」と思うからなのです。
話は変わって、作家サマセット・モームは「女は四六時中、恋ができるが、男は時々しかできない」と言っています。
思うに女が24時間、恋ができる理由は思考回路がマルチモードだからかも知れません。
女は俗にいう「ながら」族です。テレビを見ながら、料理を作りながら、同時に彼と電話でおしゃべりもできます。
それに対し、男は一度にひとつのことしかできません。深夜まで飲んで帰ってきた夫に
「遅くなるなら電話ぐらいしてよ!」と妻は怒りますが、男はワンモードのため同僚と飲んでいる最� ��に、
並行して妻のことを思い出すことができないのです。要はすっかり忘れているのです。
こういう時も女は被害者的になります。しかし、だからと言って女に比べ、男の愛情が薄いと本当に言えるのでしょうか?
むしろ別れた時、猛烈な寂しさや後悔で自意識がズタズタになるのは男の方です。
彼らは落ち込む時もワンモードですから・・・。
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